2012年10月16日火曜日

浪華丸映像記録プロジェクト


 そうならないことを願っていますが、このままだと、来年3月で「なにわの海の時空館」は閉館になる可能性がかなり高いと思います。そうなると、浪華丸の見学は当分の間困難になるでしょう。最悪の場合、解体されてしまって、二度とみられない、ということもあり得ないわけではありません。

 そうなったときに、この知的資産をどう保存し、共有していったらいいのか…。考えた末に、専門家の解説とともに船の細部を映像に記録する、という方法をおもいつきました。

 12月1日の現地ツアーの際、映像プロダクションに依頼して記録用のカメラを入れます。映像は番組に編集し、可能であれば近いうちにネット上で一般公開しようと考えています(参加者の方は映り込まないように配慮します)。

 ただし、そのためには、まずツアーが成立しなければなりません。口幅ったい言い方ですが、市民の方々にご協力をお願いできることの一つかと思っています(というか、そもそも大阪自由大学自体が市民によるプロジェクトなのですが)。

みなさん、どうぞよろしくお願いいたします。







(なお、映像記録の費用に関しては、AIBOの協力を頂戴しています)


2 件のコメント:

  1.  情報共有の場、開設ありがとうございます。
     私は時空館の初代館長の石浜紅子です。

     時空館の閉館日については流動的です。
     内部からの情報によると3/17説が有力ですが、現管理者である大阪ガス本社が決定権を持っており、現場のみなさんにも分からないようです。
     12~2月は、入館者数が激減する時期でもあり、その結果次第では早まる可能性も大きいと思います。

     私のほうでも、浪華丸復元の記録映像の上映や館内見学会の依頼をいただいていますが、来年1~3月になってしまっています。
     
     大きな山場は、来月開始予定の利活用公募です。
     おそらく募集期間は1~2カ月、年度替りまでに次期管理者を決定しなければなりません。
     時空館の博物館条例は撤廃されましたから、博物館以外の用途での応募が増えるのは必至です。
     たとえ博物館以外の用途に決定しても、なんとか浪華丸と最低限復元関連の展示品等を守る必要があります。
     
     公募の審査に、いかに影響を与えられるようなアピールを今の段階でできるかがポイントの一つになります。

     次に今年6月の副市長会議の資料には、館内の展示品を24年6月中に撤去とも記載されています。
     これが次の山場と考えます。

     見学ツアー、映像上映会などを通して、できるだけ多くの市民が浪華丸に価値を見出しているかを市と世論に訴えられるかの勝負時です。

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  2. 石浜さま、貴重な情報をありがとうございます。やはり、市民の動きを盛り上げないといけないですね。11月から1月くらいまでが山場ということで、こちらもがんばりたいと思います。

    公募の状況も気になります。立地に難しい点があることはわかりますが、博物館としてやっていくのは、どれくらい難しいことなのでしょうか…

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